自作エレキギターに挑戦!(その8・拭き取り)
さて、夜通し寝ないで調べてみたら…(夜勤だから、当然だ(笑))。
まず、油性ステインを塗ったら、ウエスに色が着かなくなるまで乾拭きを繰り返せば、色落ちしなくなる、ということ。(下記リンクの、「別の回答」の筆頭)
また、別の人が言うには、水拭きすればよい、とのこと。(上記リンクの「ベストアンサー」)
この回答者は、「油性ステインは色移りしません!」と断言しているが…(-_-;)
亜麻仁油を塗った後に油性ステインを塗ったのが良くなかっただけなのか…?
さらに、最悪の事態を考え、ニスについても調べてみた。
考えてみると、バイオリンなどは、ニスを塗ってある。
無塗装のバイオリンなど見たことがない。
生音が命であるバイオリンに、なぜニスを塗るのか? どういうニスを塗るのか?
下記サイトに詳しいので、説明は省略する。
現在、ニスと言えば、有機溶剤を使ってウレタンを含んだ、速乾性のウレタンニスが主流だ。
これは表面をウレタンの層でコーティングしてしまうもので、結局ウレタン塗装と同じことになって、木の鳴りを抑えて音を悪くしてしまう。
だからニスは使いたくなかったのだ。
しかし、考えてみると、人類は古代よりニスを使ってきたのだ。
ウレタンなどなかった時代、何を原料にニスを作ったのだろう?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ワニス
調べてみたら、ニスの原料は、亜麻仁油や荏胡麻油などの乾性植物油、コハク、松ヤニなどの樹脂、それに溶剤としてテレピン油(松ヤニを蒸留して作られる揮発性の液体)だった。
すでに、僕のギターには亜麻仁油、荏胡麻油(蜜蝋ワックスに含まれている)が塗られている。
だからと言って、不足分(?)のコハクと松ヤニを塗ればいい、というわけには、いかない。
製造段階で、原料を熱したり、日光に晒したりして変質させなければいけないそうだ。
(あ、だから「未晒し蜜蝋ワックス」なのか!(@_@))
しかも、塗って乾かしている間にこれらの成分が化学反応を起こし、強固な保護層を形成するのだ。
このギターの上から松ヤニを塗っても、ただベタベタになるだけだ(^^;
そこで、バイオリン用のニスを売ってないか、Amazon で検索したが見つからず…。
それなら自分で作ろうと思い、作り方を調べてみた。
…これは…、手間が掛かりすぎる…ハードルが高すぎる…(^^;
作り方の「1」の途中で読むのを断念する(笑)
ここは木製品用の天然ニスを注文しておき、最悪な事態に備えておこう。
いや、最悪な事態どころか、バイオリンに塗られる天然のニスならば、塗ってもいいのではないか!
…と、夜のうちに天然ニスを見付けて、カートに入れておき。
翌、2月24日
さすがに三回蜜蝋を塗っただけあって、ツヤが出てきた(実際は写真ほどではないが)。
これで色落ちしなければいいのだが。
まず、色落ち度を試すため、乾拭きしてみる。
それほど力を入れずに拭いたが…、
これはまずいっしょ!(>_<)
今のを1回目の乾拭きとする。
ついに買ったウエスの登場!
こんな形だとは思わなかった…。
もっと雑に長方形に切ったものだと思ってた(^^;
レビューに「小さすぎる」という声が多かったが、ギター一本拭く分にはちょうどいいのではないか。
使い古した肌着を再利用したものだと思っていたが、布として新品のようだ。
誰が着たかわからない肌着なんて嫌だな、と思っていたので、一安心(?)。
(ちなみに同じメーカーのシーツ生地のウエスは、ホテルで使った物の廃品利用らしい(^^;)
2回目
では、おごそかに、新しいウエスで拭き始める。
さっきより色移りしなくなったようだ。
では、3回目。
2回目より色移りする!?
ボディを拭いた。
ちなみにこれが2回目の。
ネックを。
こんなに色落ちする…(-_-;)
ヘッドも。
4回目、色落ちがひどくなってる…!
5回目のウエスを取り出したら、こんな形…(^^;
そうか、これは肌着を製造する時に、裁断で切り落とされた、切れっ端なのだ!
つまり、「捨てちゃういらない0円メリヤス」なのだ!(笑)
…まあ、そんなことはどうでもいいが(笑)
6回拭いて、まだこんなに!
…もう疲れた…orz
乾拭きしても、らちがあかない感じなので、水拭きを敢行することに。
水拭きするなら、大きめの方がいい。
まだ残っていたヨレTウエスで。
1回目ボディのみ拭いた。
1回目全面拭き終わり。
2回目水拭き後。ほぼ落ちたか?
水拭き2回の後の乾拭き1回目。
まだこんなに( ω-、)
2回目。まだダメっていうか、どんどんひどくなっていくような…(-_-;)
3回目。
つごう、乾拭き9回と水拭き2回。
これはキリがない…もう諦めた…orz
ということで、すでに調べてあった天然ニスを注文することにした。
だいぶ色が薄くなった。
しかし特に濃いところは濃いままだ。
あまりにもウエスを多く使ったので、もったいないので台所用洗剤で洗った。