僕の BTM(Bed Top Music)環境 (その2・周辺機器関係)
さて、周辺機器・録音機器を紹介していこう。
枕元には棚を設置し、外付けモニターを置いているが、その横にこじんまり3つの小さい機械が積み上げられてる。
写真上:ART エー・アール・ティー マイク・プリアンプ Tube MP Project Series 【国内正規輸入品】
何と、この小ささで(写真では比較対照物が写ってないが💦…まあ、刺さっているヘッドホンと XLR キャノンのプラグをご覧になれば、大体お判りになるだろう)本物の真空管アンプだ。マイクアンプだが、エレキギターやベースにも使える。
音に温かみを加えてくれるのだ。
真空管を取り替えればもっと音が良くなるという話だが、保証対象外になってしまうということなので、購入から1年経ったらやる。(笑)
以前の機種よりも交換しやすくなったそうだ。
これを使う際、気を付けたいのは、INPUT をできるだけ上げることだ。
ピークランプが付かず、聴感上も歪まないようにしつつ、だ。
INPUT をろくに上げないまま OUTPUT を上げたり、オーディオインターフェイスの INPUT を上げたりすると、ホワイトノイズが入ってしまう💦
レコーディング中は気付かなくても、後でコンプを掛けるとノイズが増幅されてしまい、使い物にならないトラックになってしまうのだ…( ω-、) ←実は、最初やってしまった…(((^^;)
リミッターが内蔵されているのも、いい☺
不意な過大入力から回路を保護してくれるので、常時オンにしておけば安心だ。
もちろん、通常はリミッターが一切掛からないように音量を調整する。
さらに、ファンタム電源も内蔵されているので、コンデンサーマイクも問題なく使える。
ちなみにこの OUTPUT ツマミは、この機械からのアウトプット音量ではなく、内部の真空管に送る音量である。つまり、音量調節後、最後に真空管を通して出力される。
ちょっとだけ残念なのは、電源スイッチがないことだ。電源の入/切は AC アダプターの抜き差しで行うことになるので、セッティングの際は差す順序に気を遣う。順序を間違えると、他の機器やコンデンサーマイクの回路を傷める恐れがあるのだ。
僕は、スイッチ付きのコンセントで対応している。
写真中:BEHRINGER UMC204HD 24-Bit/192kHzUSBオーディオインターフェイス (ベリンガー)
これがメインの機材、USB オーディオ・インターフェイス。
庶民の味方、ドイツ BEHRINGER 社製だ。 (日本では「ベリンガー」という表記がされているが、ドイツ語でこの綴りだと「ベーリンガー」になるはずだが?)
この小ささで 2in 4out 、サンプルレートは最大 192kHz だ。ちなみに僕は 96kHz でレコーディングしている。
4out の物を選んだのは、外部エフェクターにステレオでセンドするためと、歌い手に歌いやすいバランスでモニターを送るためだ。
…と言っても、後述するようにパソコンにプラグインエフェクターをいろいろ入れた今、外部エフェクターを使う必要はなくなってしまった(笑)
「マスタリング作業をするには不足」というレビューが見られるが、高価な製品と聴き比べなければわからない(笑)
まあ、アマチュアには充分で、プロでもミキシングまでは使えるという意味だ。
MIDI IN/OUT 端子も備えているのも魅力だ。
これなら、USB ポートが2つしかない MacBook Pro でも、別途 MIDI インターフェイスは不要なので、テンキー・トラックボールも繋げられるのだ。
スタジオで備品のキーボードを借りて繋ぎ、相方が作った新曲の仮歌と仮コードを、これ1台で同時に取り込むということもやった。
電源が USB バスパワーなので、持ち出しの時に嬉しい。
ノートパソコンをちゃんと充電しておけば、電源が取れないところでも使えるのだ👍
他のメーカーで同等の物を求めたら、価格は倍以上になる。
ここが「庶民の味方」と呼ばれる所以である。
写真下:Roland SC-D70 SOUND Canvas DIGITAL
18年前に CD を作る時に買った物だ。
昔からの DTMer なら、知らない人はいないだろう。(SC-88Pro の方が今だに人気は高いが、オーディオインターフェイスとしての機能はない)
内蔵の GS音源でオケを鳴らしながらボーカルをレコーディングするのに必要だった。(当時はプラグインシンセは、貧弱なものしかなかった)
2in 2out(マイク・ギターは 1in)で充分だと思ったが、外部エフェクターにステレオセンドしたい時、他の音を全てミュートしなければならず、そうすると、オケ中でどう聴こえるかわからないまま録音することになり、ミックス時に苦心したものだ。
昨年11月に UMC204HD を買うまでは、これを使っていたが、現在はほとんど使っていない。
現在は、オーディオインターフェイスとしては過去の DAT や MD に録った音をオプティカルケーブル(光ファイバー)でパソコンに取り込むのに使う程度だ。ちなみに Mac では認識できないので、そのような作業では Windows を使う…つもりだが、時間がないのでそのような作業はまだ一度もやっていない(^^;
しかしこの GS音源は、今聴いてもなかなか良くできている。どれも無加工でどんなジャンルにもすぐに使えるように作られている。
とりあえず拾い物の MIDI ファイルを鳴らすには、重宝している。
残念ながら単体では音源として機能しないので、その際には、これを Windows に繋げて使う。
もちろん、Mac → UMC204HD から MIDI 出力し、これの音を UMC204HD → Mac に取り込む。(笑)
プロ指向のアマチュアは、USB ケーブルにもこだわる。
インクジェットプリンターに付属していたケーブルなど、使ってはいけない(笑)
…と思って、今使っているケーブルを紹介しようとしたら、もっといいケーブルを見付けてしまったので(笑)、買ってしまった。
フルテック ハイエンドオーディオグレードUSBケーブル 【A】タイプコネクターオスと【B】タイプコネクターオス (1.2m) GT2 USB-B/1.2m
1m のケーブルを使っていたのだが、持ち出した時わずかに短いという場面があったので、もう少し長いのが欲しいと思っていたのだ。
1.2m の物を見付けたのは、ちょうどよかった☺
こたつのコードみたいな被服だ(笑)
今までは、O社の USBケーブルを使っていた。
正直言って、プリンター付属のケーブル(使ってたのかよヾ(・・;))からO社のケーブルに替えた時は、「…?」だった。
このフルテック社のケーブルに差し替えてみたところ、…いや、全然違う!
レビューは賛否両論な意見があったが(「否」の方は、「変わらない」「気のせい」というレビュー)、否定的な意見を言う人は耳が…いや、悪口は言うまい(笑)
とにかく、ノーマルポジションのカセットテープと CD ほど違う!
高音・低音とも、クッキリしっかり出てくる!
これはすごい!
USB ケーブルとしては少々高価ではあるが、オーディオインターフェイスを買い替えるよりは安価だ。
お手持ちのオーディオインターフェイスの音質に不満がある方、まずこれを試してみたらいかがだろうか。
さて、マイクだ。
SHURE の定番ダイナミックマイク SM-57 を2本所有しているが、引っ越し後、行方不明だ。(>_<)
引っ越し作業中はあったのだが、こんなにすぐマイクを使うことになるとは思っていなかったので…💦
多分、押し入れか納戸の一番奥の一番下あたりの箱の中にあるに違いない(笑)
17年前にボーカル録りで使ったが、子音がクリアに録れないことに不満を持っていた(ボーカルには同社 SM-58 の方が適していると言われるが、実は中身は同じだ)ので、真剣に探さずに(笑)、コンデンサーマイクを買うことにした。
ネットで色々調べ、本当は Neumann(ノイマン) U87Ai が欲しかったが当然手が出せないので(笑)、これを選んだ。
これも庶民の味方、BEHRINGER 社の物だ。
単一指向性だ。
双指向性と切り替えられる B-2 という製品もあるが、双指向性はビートルズじゃあるまいし(笑)使うことはないだろうと、こちらを選んだ。(注)
非常に格安だが、ネットでプロのレコーディングエンジニアが「U87 にひけを取らない。むしろ、こちらの方が特性がフラット」と評した記事を見付け(今検索し直したが、その記事が見当たらない…💦 B-2 の比較記事だったかもしれない…)、これに決めた。
「EQ がいらない」というレビューが多数あるが、実は半信半疑であった。
なので初めは EQ をいじっていたが、そのうち(特にオケのパートを増やしていくうちに)上げたところは下げていき、下げたところは上げていき、結局 EQ のグラフは、ボーカルに不要な低音域以外は真っ平らになった!\(◎o◎)/
現在作業中の曲の、相方(女性)のボーカルの EQ。
せっかくの 10バンド EQ だが、①のローカットフィルター以外は全てオフになってしまった(笑)
(もちろん歌い手の声質、オケの音の具合によっては調整する必要もあるだろう)
オケの厚みが増せば増すほど EQ がいらなくなる、というのは、ある意味すごいことだ。
考えてみれば、元々人間の耳は人間の声を聞き取りやすくできており、また逆に、人間の声帯は人間の耳に聞き取りやすい音を出すようにできている。それが生物の進化の賜物だ。
だから、人間の声を完璧に(聴感上)フラットに録れれば、どんな音が鳴っている中からでも、人間の声をちゃんと聞き取ることができるというわけだ。
このように、生物の進化まで考えさせられるほど(笑)フラットなマイクは、他にはないのではないか。しかもこの低価格で、だ。
(計測すると、本当にフラットなのではなく、ハイが少し上げてあるらしい。そのため、普通なら EQ でハイを少し上げてやるところ、上げなくて済む…つまり、そのままで良いという意味で、フラットなのだ)
それに、同価格帯の他メーカーのコンデンサーマイクは、ホワイトノイズが乗ってしまう物が多いらしいが、この B-1 は超ローノイズ設計で、聴感上は全くノイズはない。スグレモノだ!
しかも、単一指向性を謳いながら周囲のノイズを拾いやすい物が多い中、これはほとんど拾わない!
時計の音がカチカチ鳴ってる? じゃあそっちに向けなければいい!
エアコンだって録音中に止めなくていい!
練習スタジオの隣の部屋でドラムを叩いていて、それがずいぶん聴こえてきていても、そっちの壁に向けなければいいのだ!
ただし、ベースの音はよく回折するので、若干拾ってしまうが、おそらく他のマイクよりは小さく抑えられているようだ。
アカペラの曲でなければ、ローカットすればまず問題ない。
これだけ安ければ、もう1本買い足してステレオ録音や2パート同時録音ができるということも考えた。
3~4万円くらいのマイクでは、なかなか2本買うわけにはいかない💦
で、後日、実際にもう1本買い足して、楽器店の小ホール 兼 練習室を借り、スタインウェイのグランドピアノをステレオ録音した。
素晴らしくいい音で録れた☺
隣の部屋のピアノの音がずいぶん聴こえていたが、全く入っていない。
では、現在制作中の曲の冒頭部分をピアノのみで聴いてみよう。
どうだろう? これを聴いてもなお、何万円~何十万円のマイクを買おうと思うだろうか?
まあ、思う人は買えばいいのだが。(笑)
ポップガードとショックマウント付き。一式収納できるケースも付属(ケースに全て収まって箱に入っている)。
さらにもう1アイテム。
一人でレコーディングずる時はなくてもいいが、人のボーカルを録る時に、歌いやすいバランスでモニターできるようにしてあげる必要がある。
プロのスタジオにはキューボックスという物があるが、そんなでっかい物は持ち運びできないし、探してみると意外に高価だった(^^;
かつて CD を作った時は、分配器で2つのヘッドホンを繋いで、歌い手にバランスはいいかどうか何度も尋ねながらレコーディングしたが、歌いながら自分で調節できる方がいいに決まっている。
それに、DAW でレコーディングすると、多かれ少なかれレイテンシーの問題がある。誰かのネタではないが、「あれ? 声が遅れて聴こえるぞ」(笑)となってしまうので、オーディオインターフェイスの手前でマイクからの信号を取り出して、ヘッドホンに送りたい。
UMC204HD には MIX というツマミがあり、IN(マイクなどの入力)と PB(パソコンから出したオケの出力)のバランスを変えることができるが、1つのツマミしかないので、マイクを上げるとオケが下がる、オケを上げるとマイクが下がる、ということになり、煩わしい💦 自分一人でレコーディングする分にはいいが…。
やはり、マイクとオケの音量を個別に調整できる方がいい。
そこでいろいろ検索しまくった結果、その用途にふさわしい物を、世界に(笑)ただ一つだけ見付けた。
またまた庶民の味方、BEHRINGER のヘッドホンアンプだ。
写真でおわかりのように、100mm タバコの箱とほぼ同じサイズのコンパクトさだ! 持ち出しエンジニアには嬉しい😃
背面にはネジ穴が2つ空いているので、何かに固定することもできそうだ。何ともユーザー思いなメーカーだ!
(ちなみに BEHRINGER の製品がなぜ安いか、この写真でおわかりだろう。MADE IN CHINA だ)
サウンドハウスでは税込み3,218円で売られている。
マイクから直接これに繋ぎ、MIC THRU からマイクアンプ(持っていなければ、オーディオインターフェイス)に送る。
本当にスルーなので、劣化もノイズもない。マイクアンプからのファンタム電源もちゃんとスルーしてマイクに送ってくれるので、コンデンサーマイクでも OK だ。
ちなみにこれとマイクアンプを逆に繋ぐと、ヘッドホンから聴こえる音は歪んでしまうので、必ずこれを先に繋ごう。
ギターやベース等で使う場合は、フォーン-キャノン(オス)という普通はあまり使わないケーブルが必要となるので、同時に購入しておくことをお勧めする。
オケの音は、オーディオインターフェイスのOUTPUT 3-4 からこれの MONITOR INPUT に繋げる。
OUTPUT 1-2 からはオケとボーカルをミックスした音を出すようにし(これは自分のヘッドホンから聴こえる音と同じになる)、スタジオ据え置きのミキサーに繋げ、スピーカーでモニターできるようにしておく(もちろん、録音中はミキサーのフェーダーを下げる)。
歌い手や奏者は、MIC LEVEL と MON LEVEL のツマミを調整して、最適なモニターバランスを得ることができるのだ。
モニターエコーは、Output 3-4 からオケと混ぜて出し、歌い手に尋ねて、こちらで上げ下げしなければならないが。
非常にユーザーに優しいと感心するのは、ヘッドホン端子が大小2つあることだ。
これなら、変換プラグがなかったりしても、ヘッドホンを忘れてイヤホンしかなかったりしても(笑)対応できるし、両方に差して二人でモニターすることもできるのだ(2つ繋げると、若干音量が下がるが)。
エンジニア側は、オーディオインターフェイスにヘッドホンを繋ぎ、チェックしやすいバランスを取ればいい。
そして、ヘッドホンだ。
日本のスタジオでは定番中の定番、SONY スタジオモニターヘッドホンを民生用に小型にした物(生産終了のようで、見当たらない)をずっと使っていたが、二人でレコーディングするに当たってもうひとつ必要になった。
上記の SONY の物をと思ったが、ローコスト・ハイクオリティーを目指す僕は、これを選んだ。
audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x
この価格からは信じられない品質である。
SONY 製の物と聴き比べても、音質はほとんど違いはない。
ただ、こちらの方が音の分離が良いと思った。
(僕の SONY のヘッドホンは小さいからかも知れないが)
しかし、このヘッドホン、使っているうちに不満を覚えてきた。
スタジオでミュージシャンがモニターする分には充分であるが、ミックスしてスピーカーで聴くと、バランスがずいぶん違ってしまうのだ。
特に、左右一杯に振った音が、ヘッドホンではしっかり聴こえるのに、スピーカーではほとんど聴こえない、という現象が目立つ。
そもそもヘッドホンだけでミックスするのが間違いだが(笑)、僕の場合、仕事から帰ってきて早朝に作業するので、スピーカーを鳴らすわけにはいかない。
しかもスペースの問題で、置けるのはせいぜいパソコン用の小さい物になる。
そんな小さいスピーカーでモニターするくらいなら、優れたヘッドホンの方がいいのではないか?
もしかしたら、開放型のヘッドホンなら、スピーカーに近い音で聴こえるのではないか? …と思って、検索してみた。
AKG セミオープン型ヘッドホン スタジオモニター K240S【国内正規品】
これは! 見憶えがあるヘッドホンだ!
かつて僕がプロの世界で修行していた時、先輩(と言うより、師匠と言うべき)のセットの中に入っていたヘッドホンだ!( 同型かどうか自信がないが、確かに AKG のセミオープンで、これと同じ金色のパーツだったと思う)
当時、高価な物だと思っていたのだが(と言うか、LAOX で見付けたが、高価だった…25,000円位だったと記憶している)、意外に安くて拍子抜けした(^^;
Amazon 商品を紹介しておいて何だが、サウンドハウスではその半額程度で売っている。
もちろん、そちらで買った(笑)
そうそう、日本のスタジオでは SONY が定番だが、欧米では AKG が定番だと、師匠から聞いていたが、レビューにもそう書いてある。
欧米だからいいというわけではないが(笑)、当時、SONY と AKG を聴き比べて、SONY の方が音がいい、という率直な感想を持った。
しかし、モニターヘッドホンという物は、いい音はいい音で聴こえるべきだが、悪い音をいい音にしてはいけないのだ。
悪い音はありのままに悪い音として聴こえなければならない。ノイズもイヤミのようにハッキリ聴こえてこなければならない。まさに、AKG は理想的なモニターヘッドホンなのではないか?
さて、注文して翌日届いて聴いてみると、素直な感想は、「スピーカーで聴いているみたいだ!」
もちろんヘッドホンはヘッドホンなので、スピーカーと全く同じに聴こえるわけではないが、今まで使ったヘッドホンの中では、最もスピーカーに近い音がするのだ。
これはいい買い物をした☺
ただし、セミオープンなので、音が外にモレモレだ(^^; ボーカルやアコギ等のレコーディングには使えない。
なので、そういう時は上記の密閉式の物を使う。
お金に余裕があれば、いずれ、AKG の密閉式の物も買いたい。
ところで、このヘッドホンは、コードが着脱可能だ。
断線したら取り替えられるし、好みの長さの物と取り替えることもできる。(付属しているのは 3m)
それだけではない。サードパーティー製のコードにも取り替えられる。
そこで、レビューを参考に、これを買って付け替えた。
BELDEN 82761 ミニXLR ヘッドフォンケーブル AKGタイプ (3m, S型ステレオミニフォン)
あの(どの?)ベルデンだ!
ケーブルと言えば、ベルデンかカナレというのはギタリスト・ベーシストの常識だが、そのベルデンだ(笑)
「外皮膜が柔らかいモデル」ということだが、ハッキリ言って、固い。(笑)
これ以上固いモデルがあるなんて信じられないくらい、固い。
皮膜が破れたというレビューがいくつかあるので、取り扱いは丁寧にした方が良い。
音は、気のせいでもなんでもなく、純正の物より良い!
漠然と言うなら、バンドが演奏しているところから 5m 離れたところにいたのが、3m に近付いて聴いた感じだ。
具体的に言うと、一つ一つの音が、クリアに聴こえる。解像度が上がった感じがする。
聴こえなかったノイズも聴こえてくる。
これはぜひとも取り替えるべきだろう。
オーディオインターフェイスが3倍位高価になったような感じである(個人の感想)。
高価な物ではないので、ぜひ試していただきたい。これはオススメだ!
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で、以上の機材(セミオープンのヘッドホンを除く)をこの防水リュックに詰め込み、残念ながら入り切らないのでマイクだけケースごと別のショルダーバッグに入れ、バス・電車で都内某練習スタジオへ持ち込んだ様子がこちら。
スタジオに机があるといいのにね…(^^;
マイクのケースが、ちょうどいい台になっている(笑)
コンデンサーマイクは、上から逆さに吊るした方がプロっぽい(笑)
歌詞カードを見やすいようにするのが、吊るす理由であるが。
持ち出さないアイテムも紹介しよう。
と言っても、あとはキーボードだけだが(^^;
1階の部屋にはローランドのデジタルピアノとコルグの 01/W が2段重ねで置いてあるが、重いし大きいし2階には置けない。
そこで、小さくて軽いキーボードを買った。
KORG コルグ USB MIDI キーボード microKEY-25【25鍵モデル】
USB でパソコンに接続して使う。
電源は USB から供給されるので、AC アダプターなど必要ない…って言うか、端子がない(笑)
25鍵(2オクターブ)あれば、ドラム・ベースの打ち込みには充分で、ピアノも右手・左手を別々に弾けばいいと思ったのだ。
ミニ鍵盤も、慣れると思った。
しかし、25鍵では、足りなかった💦
ドラムはいいが、ベースは…考えてみれば、ベースの最低音は E なのだから、2オクターブあるようで、実は1オクターブと10度しかないも同然なのだ(^^;
演奏しながらオクターブ上下ボタンを押す技を身に付けたが、なかなかのストレスになった💦
しかも、ミニ鍵盤はある程度慣れたが、やはり弾きにくい💦 ミスタッチの連続だ( ω-、) エディットの8割は、ミスタッチの除去に費やされる…orz
ペダルを接続できないのも、不満であった。
サスティーンボタンが付いており、この操作にも慣れたが、やはりペダルを接続できる方がいい。
その上、MacBook Pro を使うことになったので、USB 端子が足りなくなる。
ただ、小さいので、キーボードを持ち運んで、外で入力したいという人には、いいアイテムかも知れない。
そこで買ったのがこのキーボードだが、レビューを改めて読んでみるとあまり芳しくない💦
壊れやすいというレビューが目立つ。
一応紹介はするが、お勧めはしない。
ただ、今まで使っている分には特に問題はないが。
MIDI 端子を備える他、USB でパソコンに直接接続もできる。
MIDI 端子で使う場合は別途電源を取らなければならないが、USB から電源を取れるので、別売りの ACアダプターは買わなくてもよい。スマホ用などの充電器から供給すればいいのだ。
アレシスの製品全般に言えることだが、キーボードのストロークが浅いので、練習用には向かないが、打ち込み用には却って使いやすいと僕は思うし、浅いわりには適度に重いのでミスタッチしにくい。だが好みの問題だ。
人によっては弾きにくいかもしれない。
また、指や手首を痛める人もいるかもしれない(これは相方の感想)ので、お気を付けいただきたい。
ただ、ひとつ言えることは、軽くて良い(笑)
使う時はベッドの上に置き、使い終わったらその辺に立て掛けておける。
49鍵は打ち込みにはちょうどいい。ロック・ポップスでのピアノにも大抵は充分だ。
僕の周辺機器・録音機器などは、以上だ。
次回はソフトについて紹介する予定だ。
(注)ビートルズは1本の双指向性マイクを間に置き、二人向かい合って歌うことを好んだ。
これはライブ演奏の感覚をスタジオ録音でも実践するためだが、そうすると、ピッタリ息の合ったツインボーカルやボーカル・ハモりができるのである。(と言っても、合わせる役目はいつもポールだったようだ)
しかしこの方法では、二人の声のバランスを後から変更することはできない。
昔の2トラック・4トラック録音時代ならともかく、無限にトラックを使える現在、この方法で録音するのは現実的ではない。
やるなら2本の単一指向性マイクを背中合わせにセットし、2トラック同時録音すべきだろう。