僕の歴代エレキギター
エレキギターは、高校1年の時に YAMAHA の SG を買ったのが最初であった。
(同じモデルではないと思うが、こんな色だった)
SG を選んだのは、単純な理由で、左右対称だったからだ。(僕は左利きなので)
ナットを削ったりアロンアルファで埋めたりした上で弦を逆に張り、左に構えて使っていたが、演奏中にボリュームやトーンに触ってしまい、だんだん音が小さくなったりして不便だったので、ビニールテープを貼って固定していた。(笑)
しかし、バンドにベーシストがおらず、ギタリストが2人という状態で、ありがちな展開だが、断然上手いもう一人にギターを任せることになったが、往生際が悪く「ベーシストが見付かるまで」と、期間限定のつもりで、このギターにオクターバーを繋いで仮ベーシストを務めた。(笑)
ところが、買ってから半年ほどで、これを先輩が少し弾いて壁に立て掛けたところ、倒れてヘッドがボッキリ折れてしまった( ;∀;)
木工用ボンドでくっ付け、ビニールテープで巻いた上から針金で補強したが、弦の張力に耐え切れず、グニャグニャになってしまった。
スルーネックだったのが災いし、ネック交換不可能……というわけで、処分……。( ω-、)
(……もっとも、今ならタイトボンドで復活可能だったのではないか、と思うが、当時は全く知識がなく……)
その後間もなく、御茶ノ水の谷口楽器(「左利きの聖地」と呼ばれている)の存在を知り、Aria Pro II のストラトを尖らせた形状のレフティモデルを購入。
(この写真も同じモデルではない。僕が持っていたのは、ピックガードが黒で、ヘッドがナチュラルだった。ツマミはストラトと同じで3つだったと記憶している)
これもオクターバーを繋いでいたが、シングルコイルだとオクターバーの安定性が悪かったので、ギターの4・4・5・6弦を1~4弦のところに、ベースの1・2弦を5・6のところに張り、「6弦ベース」とした。(笑)
もちろん、ナットを全て削ることになる。
結局、ベーシストが見付からなかったので、諦めてベースを買い、これを普通の弦に戻したところ、ナットが緩くて問題となった。(^^;
しかしちょうど自宅で録音する時も臨時バンドで弾く時も、アームを多用するようになった(ヴァン・ヘイレンとデュラン・デュランのアンディ・テイラーの影響)ので、ロック式のナットに交換して解決した。
専門学校に入ると、ベースに専念して、しばらく使わなくなった。その間に、音が出なくなっていまい、処分した。
卒業・就職後、友人が受けた仕事に対応するため、フェンダー(ジャパン)・ストラトキャスターを谷口楽器で購入。
1989 ~ 1990年製ストラトキャスター。レフティ。
ちなみに前にも書いたが、フェンダーのレフティ(左利き用)は、ヘッドのロゴが社名のみというのが、日米問わずの特徴である。決して、バッタモンではない(^^;
正直、ジャパンはバカにしていたのだが、買って弾いてみると、なかなかしっかりした音が出る! いいじゃないか、モノヅクリの国・ニッポン!
本職はベースなので、ギターに金を掛けていられない……しかしそれなりにしっかりした音が出るギター……としては充分であった。
……しかしそれも、15年ぶりに引っ張り出してみたら、音が出なくなってしまった……( ;∀;) そこで買っておいた自作エレキギターキットを急遽作ることになったが、苦労したにもかかわらず音が出なかったのは、ブログに詳しく書いた通りだ。
そんな落ち込んだ時、ちょうどネットで見付けたのがこれだ!
レス・ポールにコイルタップ・スイッチを付けて、ハムバッキング⇔シングルコイルを切り替えられるようにしたいが、難しすぎるので自作ギターでは断念したのも書いた通りだ。
ギブソンのレス・ポールだと、改造しないとこれは実現できないが、このたまたま見付けたエピフォンのレス・ポールは、初めからコイル・タップを備えている! これは素晴らしい!
しかもエピフォンならではの低価格だ!
5万円台だ!(あ、ちなみに上記の歴代エレキギターも全て5万円台だ(^^;)
エピフォンと言えば、ギブソンに吸収されて子会社となり、エントリーモデル(初心者・アマチュア向け廉価版モデル)のメーカーになったということが、一般的に認識されている。
しかしなかなかしたたかなメーカーで、カジノというモデルではギブソンのセミアコにそっくりなデザインであるにもかかわらず、フルアコにしてしまったりと、親会社にはない付加価値のある独自モデルを出しているメーカーなのだ。
ちなみに、「レス・ポール」というモデル名は、ギブソンの商標名であり、他のメーカーはこの名前を冠することはできないが、エピフォンは子会社なので使用できる。
ギブソンではないが、コピーモデルではない、正真正銘のレス・ポールだ。(笑)
弾いてみると、音はしっかりしている。紛れもなくレス・ポールの音だ。
フロントもリアもハムバッキング、ピックアップはミックス、どちらもボリュームは10、トーンは0にした音をパソコンのエフェクターを掛けた音のサンプルがあるので、聴いていただきたい。
シングル・コイルに切り替えてみると、ストラトと同じ音というわけではないが、まさしくシングル・コイルの音がする!(当たり前だ💦)
面白いのは、片方をシングル、もう片方をハムバッキングにしてミックスした音だ。
これはコイルタップ式のギターでないと出せない音だ。
まだまだ使い込んではいないが、音作りの多彩さはすごい。
これからが楽しみである☺