自作エレキギターに挑戦!(その4・オイル塗り)

2月14日

ネックを接着し、2日置く予定だったが、2日目はボーカルレッスンに出掛けた後、自宅でコーラスのレコーディングを行ったので、3日置くことになった。

その方が確実か…?

 

まず、クランプを外す。

f:id:ShojiSpecial:20180214093949j:image

締め付け部分のフレットは無事だ。


f:id:ShojiSpecial:20180214094010j:image

ちゃんと接着できたようだ。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214094029j:image

剥がした部分に再びマスキング。


f:id:ShojiSpecial:20180214094118j:image

マスキング完了。


f:id:ShojiSpecial:20180214094133j:image

木部用自然塗料オイル 亜麻仁油

 

オイルフィニッシュに使うのは、まずこの「亜麻仁油」。

色々調べてこれに決めた。

 

ギターのオイルフィニッシュに使う天然油としては、胡麻油(荏油とも)もあるが、なぜ亜麻仁油に決めたかというと、荏胡麻油の方が黄変が強いということだからだ。

それに、その後塗る予定の蜜蝋ワックスに荏胡麻油が含まれているから、違う油がいいと思ったのだ。

 

http://q-labo.info/article/000130.php

 

換気が必要とのことなので、窓を全開、ドアも解放する。

寒い!🌁⛄🌁 真冬の朝にやるもんじゃない…(^^;

暖房を最強にして(笑)、取り掛かる。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214094154j:image

まずは汚れを落とすということなので、ウエスで髪の毛、ホコリを払い落とす。


f:id:ShojiSpecial:20180214094219j:image

亜麻仁油を皿に。色は薄い。

これ自体で着色はしない。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214094343j:image

刷毛で塗るように書いてあったが、ないのでエスに。たっぷり浸して、


f:id:ShojiSpecial:20180214094410j:image

バックに塗り塗り。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214094441j:image

サイドに、そしてネック、ヘッドにも。

右手に油が付着したので、塗り終わるまで撮影不可能(^^;

 

レビュー等で臭いが気になる、魚臭いという声があったが、さほどではない(個人の感想)。


f:id:ShojiSpecial:20180214094525j:image

油が付着したウエスは、そのまま放置したり捨てたりすると、発火の恐れがあるので、水に浸して…、

f:id:ShojiSpecial:20180215013333j:image

こうして、

f:id:ShojiSpecial:20180214094556j:image

こうして捨てればいいだろう。

水が乾かないし、酸素も遮断できる。

f:id:ShojiSpecial:20180214094622j:image

塗り終えたバック。

f:id:ShojiSpecial:20180214094637j:image
ヘッド裏面。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214094654j:image

ネック。

油でテラテラだ。


f:id:ShojiSpecial:20180214094709j:image

サイドの削り直した部分。

塗り直したけれど、少し薄くなっている…(-_-;)

オイルを塗ってしまったので、もう水性のステインは染み込まない…諦めるか…( ω-、)

仕方ないが、このまま30分置き、浸透させる。

 

…30分経った。

f:id:ShojiSpecial:20180214100922j:image

見た目はほとんど変わらす。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214101121j:image

エスで余分な油を拭き取っていく。

 

f:id:ShojiSpecial:20180214101143j:image

水性のステインだが、やはり落ちている。

マスキングを残して正解だった。


f:id:ShojiSpecial:20180214101203j:image

木目が少し浮き出てきたが、油で濃くなったのではなく、表面のステインが落ちて薄くなったためだ…。


f:id:ShojiSpecial:20180214101223j:image

サイド。

木の繊維に対して切った角度の違いにより、ステインの浸透度が違うようだ…(-_-;)


f:id:ShojiSpecial:20180214101445j:image

ヘッドとネックの接合部を境に濃さが違っている…(-_-;)

また、ヘッドもずいぶん色ムラが…(´-ω-`)

裏面から浸透した分と側面から浸透した分が合わさって、フチ部分が濃くなったのだろうか…?(- -;)

 

f:id:ShojiSpecial:20180214101505j:image

バックは薄くなったが、一枚板だからか、ムラはないのでいいが、サイド・ネック・ヘッドはカーブや接合部があるせいか、ムラがひどい。

 

なぜ市販のギターにステイン着色・オイルフィニッシュの物がないのか、わかった気がする。

表面保護力が弱いというだけでなく、ムラなく仕上げるのが難しいからなのだろう…。

ステイン着色・オイルフィニッシュをするなら、慎重に木目を考えて木材を選ばないといけないのだ。

それに、接着剤をうっかりこぼすミスも許されないのだ。

 

単に自分のやり方が悪かっただけかもしれないが…(^^;

 

もう1回重ね塗りすれば少しマシになるのかもしれないが、前述の通り、もう水性のステインは塗れない…(-_-;)

どうするか…このまま行くか、何か対策を講じるか?(-_-;)

 

とりあえず、明日までに考えておこう…。

 

マホガニー材の部分に亜麻仁油を塗ったら、イメージより薄くなってしまった上に、色ムラがひどくなったので、どうするかを仕事中に(笑)考えた結果、やはり塗り重ねることにした。

 

すでに述べた通り、水性のステインは塗れないので、油性のオイルステインを発注した。

 

同じメーカーのステインだが、色のラインナップがなぜか異なっており、油性の方には「マホガニー」という色があった。

水性の方には、「マホガニー」という色はなく、「マホガニーブラウン」という色があるが、これはイメージより大分薄いので、「オールナット」を選択したわけだ。

やはりマホガニー材には「マホガニー」が合うだろう。

 

油性ステインは16日の午前中に届く。

 

ついでに刷毛も発注したが、届くのは18日とのことであった。これはもはや今回のギター製作には間に合わない(^^;

 

16日の午前中に届くといっても、16日の作業には間に合わない。

おそらく作業を終えた頃に届くだろう。

これを待っていたら、完成が延びてしまう💦

 

そこで、先にトップ材に亜麻仁油を塗っていくことにした。

 

2月15日

家に帰り、一応ヘッドを見てみる。

昨日は塗った後、あまり触らない方がいいと思い、見ていなかったのだ。

サイド・バックは見えないからまだいい。

もしヘッドの色が薄かったりムラがあったりしたら、塗り直しを敢行しようと思っていたのだ。


f:id:ShojiSpecial:20180215115604j:image

写真ではわかりにくいが、やはり色が薄くてムラがある。


f:id:ShojiSpecial:20180215115832j:image

では早速、マスキングを剥がしていく。

爪を立てて傷つけないように気を付けながら…。


f:id:ShojiSpecial:20180215115853j:image

ラップも取り去る。


f:id:ShojiSpecial:20180215115908j:image

6日ぶりに見るメイプル材のトップ。

美しい虎目模様だ。

 

ちなみに、オイルを塗ってしまうと、マスキングテープが貼れなくなってしまう(貼っても剥がれてしまう)ので、本当は順序を変えたくなかった…。

まあ、バインディングには貼れるから、ラップ併用で何とかなるだろう。


f:id:ShojiSpecial:20180215115931j:image

ん? ここだけちょっと濃くなっている…マスキングの隙間から染み込んでしまったか…?💦


f:id:ShojiSpecial:20180215115959j:image

ベーパーの1000番で軽くこすってみる。


f:id:ShojiSpecial:20180215120125j:image

濃い色は消えたが、虎目も消えてしまった!

やらなきゃよかった( ;∀;)

 

ステインをもう一度ここだけ塗るか?

いや、ここに水を付けたら、乾燥させないと油を塗れなくなってしまう…。

また1日置かなきゃならなくなる…(-_-;)

かなり悩んだが、細かいことは気にしないことにした(((^^;)

 

f:id:ShojiSpecial:20180215120154j:image

亜麻仁油をウエスに付け、


f:id:ShojiSpecial:20180215120211j:image

f:id:ShojiSpecial:20180215120233j:image

塗り塗り。


f:id:ShojiSpecial:20180215120310j:image

大分色合いが濃くなった。


f:id:ShojiSpecial:20180215120452j:image

問題の箇所…気にならなくなった感じだ。

これで30分置く。

その間に、風呂♨

 

f:id:ShojiSpecial:20180215120516j:image

30分経過…のはずが、45分経過(^^;

長風呂なので…(^^;


f:id:ShojiSpecial:20180215120534j:image

見た目は変わらず。

f:id:ShojiSpecial:20180215120628j:image

エスで乾拭き。

 
f:id:ShojiSpecial:20180215120831j:image

それでも見た目は変わらず。

今日塗った部分はギタースタンドに接しないので、スタンドに立てて廊下に置いておく。

 

なぜ廊下に置いたかというと、実は昨日作業後2時間ほど換気した後、もういいだろうと思い、締め切って寝たら(夜勤なので、昼間窓を開けっ放しで寝られるものではない)、起きた時、ひどい二日酔いみたいになってしまったからだ💦

(ビールは飲んだが、いつもと同じ本数だった)

やはり換気はしっかり行わなければならない。

亜麻仁油の蒸気吸引による害について検索してみたが、何も見つからなかったけれども…。

 

2月16日

さて、昨日トップに1回目の亜麻仁油の塗布をしたわけだが…。


f:id:ShojiSpecial:20180216170247j:image
少し色が濃くなったので、接着剤跡と見られる色抜け数ヵ所が目立ってしまった感じだ。

何とかならないだろうか…?(-_-;)

 

そうだ、色鉛筆で模様を描いてしまおう!(笑)

子供の頃、木製家具の傷を色鉛筆で修復して遊んでいた経験があるのだ。(そんなことして遊ぶ子供、他にいるか…?(笑))

専用の傷隠し(クレヨン状の)が世に出回る前の話…、2~4色の茶系の色鉛筆を使い、よくよく見てもわからないくらい、上手く傷を隠して喜んでいたのだ。(笑)

色鉛筆は先を細くできるので、細い木目を描くことか可能だ。

 

昨年の今頃、引っ越しをしていたら(二世帯住宅の1階→2階)、子供の頃に使っていた36色の色鉛筆セットが見つかった。

しかしそれは段ボール箱に入れられ、上に運んでどこに置いたか(というか、積み上げられたか)わからない。

引っ越し後、段ボール箱の山は今だ片付いていない…(((^^;)

 

納戸の箱の山のうちいくつかを探索してみたが、見つからす…その代わり、こんなものが見つかった。


f:id:ShojiSpecial:20180217021456j:image
パステルだ。

 

f:id:ShojiSpecial:20180216170044j:image

すごいセットだ(^^;

 

色鉛筆の芯は顔料に蝋を混ぜて固めたものなので、亜麻仁油の浸透を妨げる恐れがある。

しかしパステルは顔料を水で練って圧縮整形し、乾燥させたものだ(と、思う)。これなら油の乗りにも影響はないだろう。


f:id:ShojiSpecial:20180216170210j:image

この2色で行けそうだ。


f:id:ShojiSpecial:20180216181624j:image
子供の頃に会得した手法で…まず、濃い色で模様を描く。

 

f:id:ShojiSpecial:20180216181648j:image

ティッシュで刷り込みつつボカす。

 

f:id:ShojiSpecial:20180216181712j:image

いい感じになった。


f:id:ShojiSpecial:20180216181735j:image
白っぽいところは薄い色で。

先に描いた濃い色の上からも塗ると、自然にボカせる。


f:id:ShojiSpecial:20180216181712j:image

刷り込む。


f:id:ShojiSpecial:20180216181830j:image

模様が薄くなりすぎたので、また濃い色で…。


f:id:ShojiSpecial:20180216181856j:image
う~ん、fホールの向こう側はいい感じになったが、こちら側のフチは刷り込んでも顔料が落ちてしまう💦

f:id:ShojiSpecial:20180216182604j:image

昨日削って失敗した箇所は、上手くいった。


f:id:ShojiSpecial:20180216182709j:image

ま、遠目に見たらわからないか…(^^;


f:id:ShojiSpecial:20180216182750j:image

…と、いうわけで(笑)、亜麻仁油二回目の塗りに入る。


f:id:ShojiSpecial:20180217020517j:image

例によって塗り塗り。


f:id:ShojiSpecial:20180217020532j:image

色がさらに濃くなった?

油を塗ったからというだけでなく、さっきのパステルの顔料が油に溶け出し、全体に拡がったからということもあるかも…(^^;


f:id:ShojiSpecial:20180217020551j:image

ここは顔料が落ちて、元通りな感じ…。

 

f:id:ShojiSpecial:20180217020606j:image

ここは上手くいった。

 

f:id:ShojiSpecial:20180217020623j:image

テール部分。ここは写真中央付近は上手くいったが、右の方は元通りだ(^^;

 

そして30分経過…。


f:id:ShojiSpecial:20180217020709j:image

例によって見た目は変わらず。

 

f:id:ShojiSpecial:20180217020732j:image

エスで乾拭き。

 

f:id:ShojiSpecial:20180217020745j:image

パステルの顔料が、わずかだが付着している…。


f:id:ShojiSpecial:20180217020852j:image

写真ではあまりわからないが、やはり何ヵ所気になるところがある💦

 

これについては、ちょっと秘策を思い付いたので、どこかのタイミングでやってみるかもしれない(^^;

 

次→その5・追加着色

もくじ

f:id:ShojiSpecial:20180903132242p:plain

音楽制作を請け負います。 1曲仕上げるために必要な、あなたの「できない」を代行します!



Amazon.co.jpアソシエイト