自作エレキギターに挑戦!(その10・マホガニー材ニス塗り)
2月26日
昨日のヤスリ掛けでオンボロギターになってしまって、すっかり気分消沈してしまったが、一晩考えて、ダメージフィニッシュの味があるギターにすればいいじゃないか、と思い、気を取り直した(笑)
昨日中途半端な感じだったヤスリ掛けだが、開き直ってさらに掛けた。
もう、すっかりダメージ加工(^^;
木粉を拭き取る。
実は、ウエスで何回も擦ったためか、この部分がケバ立っていて気になっていたので、ちょうどよかった。
最悪の事態に備え、大量の洗濯済みウエス、ぞうきん、ティッシュを用意。
よく振ってくださいとのことなので、
シェイク!
あまり粘性がない感じた。
ええっ? こんな色!?\(◎o◎)/
刷毛はすっかりトラウマだが(^^;、ニス塗りには必要だ…。
調べてみると、水性ニスならウエスで塗れるという記述は散見されるが、油性ニスをウエスで塗るというのは見当たらない。
前回使った刷毛は色が落ちていないので、別の刷毛を使う。
怖いので、段ボールに試し塗り。
垂れないのを確認し、いよいよ…1回目。
ヘッドに塗った。
刷毛が乾くといけないので、過程の写真は撮らない。
ムラ・垂れなく塗れた。すげえ赤くなってしまった💦
刷毛は刷毛洗い液で二回、水・台所用洗剤で二回洗ったが、色は落ちず…。
「多用途用」と書いてあるが、一度何かに使ったら、それ専用になってしまうのではないか…?(^^;
刷毛洗い後、20分ほど経過…。
落ち着いてツヤがなくなってきたが、赤というか朱色がキツくなってきたような… (-_-;)
この色を重ね塗りしたくなくなったので、同じ製品の「ダークブラウン」を注文するが、「3月1日から3月3日の間に到着予定」とのこと…日が空いてしまうではないか!(-_-;)
2月27日
昨日はマホガニー材部分に天然ニスを塗ったわけだが、一日置いて、どうなっているだろうか。
う~ん、赤い💦 (写真ではそれほどではないが…)色には変化はないようだ。
ニスを塗ったとは思えないくらい、ツヤはない。
手触りもツルツルしていない。しっとりとした白木のようだ。
しっとりって、もしや…?
油っぽい感じが残っている。
しかも、赤い色が手に付いた💦
ニスを塗った後、拭き取っていいものかどうか…?
拭き取るべきか、しばし考え…(-_-;)
やはり、拭き取ることに。
う~ん、油性ステインの色は落ちなくなったが、天然ニスの色が落ちた。
ニスは完全に乾いていないようだ💦
亜麻仁油と蜜蝋を塗った後だからか。
何にせよ、重ね塗りは必要なようだが、もうこの色は塗りたくないので、ダークブラウン色のニスが届くまで、別の作業(「補修」のページに記載)をする。
しかも、ダークブラウンのニスも同じように色落ちするだろうから、最後の仕上げ用にクリアのニスを、あと、塗ってるうちに刷毛が乾いてきてだんだん粘性が出てきて、塗りにくくなったので、自然塗料専用のうすめ液も注文しておく。
夕方。
今夜は半休で出勤は深夜なので、ボーカルレッスンから帰宅後、一作業する。
ダークブラウンのニスが届くまで、可能な限り拭き取りを行う。
拭き拭き。
ウエス2枚の両面を使って、こんな💦
ダークブラウンを塗りたくなくなってきたぞ…(-_-;)
ちなみに、二週間前にストラトを修理に出しておけば、今日取りに行けた(^^;
今日までに終わらなかった…( ω-、)
まあ、納得できる音のためなら、仕方がないか…(^^;
2月28日
もはや、冒頭のおなじみのスリーショットも意味がなくなったので、省略(^^;
今日も気が滅入る作業から始める(笑)
「どうせ色落ちするんでしょ」ってことで、洗濯済みウエスを使用して、乾拭き。
バックを拭いた。わずかしか色落ちしなくなった。
しかしサイドを拭くと、
はい、色落ち。
拭いたウエス。
上:バック、サイド
下:ネック、ヘッド
サイドとヘッド側面・上面が色落ちがひどい。
やはり、木の繊維を切断された面が色落ちしている。
つまり、よく浸透したところほど、よく染み出すということだ。
で、その辺を重点的に拭き直し、補修作業の続きへ。
3月2日
さて、二日間トップの補修作業をしていたが、相次いで注文した物が相次いで届いたので、またマホガニー材部分へのニス塗り作業に戻る。
アトムハウスペイント 油性カラーニス(天然油脂ニス) 100ML ダークブラウン
アトムハウスペイント 油性カラーニス(天然油脂ニス) 100ML クリヤー
何回か塗り重ねることになるだろうが、まずダークブラウン色のニスを塗り、いい色になったらクリヤーのニスを塗って仕上げる。
ボロTウエスで拭くと、やはりまだ色落ちする。
補修箇所のマスキングを直し、
全体のマスキングを入念に。
これまでのマスキングは、あまり厳密でなかった。
トップ材の汚れ防止のためだったので、バインディングを完全にマスキングしていなかったのだ。
ニスを塗ったら乾く前に剥がせということなので、剥がしやすいように端を折っておく。
う~ん、難しい…よく見えない…(-_-;)
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そこでこの眼鏡の出番!
パソコン用にと買ったのだが、度が強すぎてパソコン画面の距離ではかえってぼやけてしまうので(せっかくのブルーライト低減なのに)、使っていなかった(^^; +1.50で良かった…💦
手元用・拡大鏡としての出番を待っていたのだ。
境目がハッキリ見えなかったのが…(イメージ写真)
少し拡大され、こんなにクッキリ!(イメージ写真)
ぐるっと貼っていき、
貼り終わる。30分も掛かってしまった💦
ではダークブラウンのニスを。
濃いかな? 初めは薄めてみよう。
薄めるにしても、うすめ液で薄めるか、クリヤーのニスと混ぜるか悩む。
つまり、ニス成分まで薄めるか、色だけ薄めるか、だが…。
やはり、塗りムラを防ぐためにもうすめ液で薄めることにした。
刷毛を浸けて、
ちょっと試して、
ヘッドから。2回目。
塗り塗り。
ニス塗り終了!
う~ん、薄めなくても良かったかな? まだ結構赤い(^^;
一時間経過
ほぼツヤが出た感じだが、ところどころこんな感じ。
慎重に塗ったので、塗りムラではないはずだ。
浸透しやすいところは浸透が精一杯で、表面を覆うに至らなかったのだろう。
あと二回ぐらい塗り重ねか?
3月3日
昨日塗ったニスはどんな感じになっているだろうか…?
なかなかのツヤ。色はいい感じだ。
ネック。昨日は気付かなかったが、中心部タテにしかツヤが出ていない。
ヘッドは薄い💦 ヘッドはもっと濃い方がいい。濃ければ濃いほど…何なら、黒でもいい(笑)
今日はダークブラウンのニスを原液のまま塗ることにした。
ホコリ落とし 兼 色落ちテスト。
色落ちするが、前に塗ったマホガニー色は落ちていないようだ。
ニスは着々と表面に塗膜を張っているが、乾くのに一日では足りないということか。
ニスを用意。
今日はウエスで塗ってみる。
刷毛を使うと、後始末が面倒くさい。
それだけではなく、過去にウエスで失敗したことは一度もないが、刷毛では痛い失敗をしている( ω-、)
まず、ヘッドに。これで3回目。
泡立ってしまう…💦
このまま乾くと、細かいクレーターだらけの気味悪い仕上がりになる(-_-;)
実は、過去に経験あり…。スプレーのラッカーだったが(^^;
しかも、あまり色が濃くなっていない( ω-、)
やはり、刷毛を使う。
うん、濃くなった。泡立ちもない☺
どんどん塗っていく。
あ! これは…!
ここも! マスキングテープが浮いている!\(◎o◎)/
しかも、そこにニスが垂れて入り込んでいる!(@ ̄□ ̄@;)!!
しかし、乾くまで何もしようがない…垂れたのをティッシュで拭き取るぐらいだ…(-_-;)
役20分経過、刷毛を洗った後。
色はいい感じだが…。
二時間ほど経過し、ほぼほぼ乾いてきたので、恐る恐るマスキングを剥がしてみる。
ああ! やっぱり!( ;∀;)
サイドのくびれ部分、マスキングテープが縮んで剥がれかかってしまったところは、奇跡的に大丈夫だった。
しかし、前に油性ステインが染み入ってしまった箇所は、厳重にマスキングし直したのだが、ネックとボディの接合部のスキマから毛管現象で入り込んでしまったのだ!
せっかく削って補修してたところなのに…(;´Д⊂)
途中から刷毛を使うことにしたので、前回・前々回のように段ボールに試し塗りをする手間を省いてしまったのが良くなかった💦
それに、ニス塗りは三回目ということもあって、慎重さを欠いたのと、いい色になってきたので調子に乗ってしまい、ニスを付けすぎたようだ…\(__)
もう時間が遅くなり、今日は何もできないが、二時間の間に対策を考えた。
①うすめ液で落としてみる
②この部分だけまた削る
③いっそのことトップ全体を削ってやり直し
④サンバーストにしてごまかす
⑤トップ全体にこのニスを塗ってしまう
⑤が一番簡単確実だ(^^;
まあ、明日とりあえず①をやってみる💦
3月4日
結局、①と②をやってみたが断念、ということは③などもっての他なので、選択肢は④か⑤となる。
どちらにするかはもう少し考えることとし、マホガニー材のニス塗りを続行する。
全体的にツヤが素晴らしい。色はこれまでになくイメージ通りだ😃
もう、すっかりダメージフィニッシュではなくなった\(^-^)/
ただ、まだニスが表面に留まらす浸透してしまっている感じで、ツヤがない箇所がある。
色はもうこれでいいので、次はクリヤーのニスを使おう。
一応、色落ちテストと磨きを兼ねてウエスで拭く。
うん、色落ちしていない☺ようやく先に塗った油と蜜蝋を抑え込んだ!
しかし、何だこのウエスの形は!? ふんどしかと思った!(笑)
本当に裁断の切れっ端だな…(^^;
では、またマスキングしていく。
ラップも使って覆い、
指板にも貼って、あ、ニスが漏れてるところがあった💦 …と思ったら、最初に貼ったマスキングテープに守られていた😌💨
…と、ここでマスキングテープが終了してしまった💦
注文しなければ…(^^;
というわけで、今日はここまで。
3月5日
さて、マスキングテープが届くまで、何かできることはないか?
ニスを塗った面をまじまじと見てみる…。
バック拡大。
ハケ刷毛ムラはないが、木目にニスが染み込んだところがスジ状にいくつも走り、染みずに乗ったところはてんこ盛りになっている。
ヘッド。
上面に塗ったニスが垂れてきている💦
あと、写真ではわかりにくいが、中央あたりに明らかに塗りすぎなムラがある(^^;
やはりここは紙ヤスリで磨いた方が良さそうだ。
ニスを塗ったら塗る度に磨いた方がいいと言う人もいるが、うまく塗れば別に磨く必要はないと言う人もいるので、磨くつもりはなかったのだが…。
では、磨くとなると、具体的にどんなヤスリでどう磨くといいのか、調べてみた。
「表面に細かい傷をつけることにより2層目以降のニスの密着性を上げる効果」があるそうだ。
塗り重ねる場合は、240番がいいということだ。
また、「ニスの塗膜は熱で変質するため、水で濡らして研磨することにより変質を防ぎます」とのことなので、水磨ぎをすることにした。
では、ペーパーホルダーに、…ん? なんか反ってる気がするぞ💦
うん、反ってる! というか歪んでる!
買った時からこうだったっけ?
買ってからそんなに経ってないし、そんなに使いまくったわけでもなく、保管の仕方も問題ないと思うが。
そういえば、前回(ダメージフィニッシュ時)使った時、ちょっと滑らかに削れてない気がしたのだが、これでは当たり前だ💦
このホルダー付きの紙ヤスリセットと同時に、別のセットも買っていた。
前に「3000番までのセットも含まれている」と書いたが、これのことだ。
2000番が必要と思い検索して見付けた物で、3000番まで使うことはないだろうと思っていたが、研磨用パッド付きというのが魅力的だったのだ。
パッドは曲面用に使うつもりだったが、固すぎて曲面では使えなかった。
研磨用パッド。ハンドサンダーよりは小さいが、これで平面を磨く。
上記サイトに従い、240番を使う。
不思議なことに、このセットのペーパーは小さすぎてこのパッドにはセットできない!
何のこっちゃなセットだ(^^;
なので、ハンドサンダー付きのセットのペーパーを使用。
これは端を少しだけ切れば、パッドにセットできる。
溝に端をセットし、
ぐるっと巻いて、
反対の端を溝に突っ込む。
研ぎ面同士の摩擦で、入れにくかった💦
ペーパーを水で濡らし、
…水をはじくんですけど…(^^;
では、ウエスでギターの方を濡らし…、こっちもはじくんですけど…(^^;
研いでみる。
色が薄くなる…。これはまた、このブログ名物の「やらなきゃ良かった」シリーズか?(^^;
まあ、重ね塗りするから大丈夫かな。
ヘッド上面も平面なので、そのままパッドで。
あ、ペーパーが取れちゃった💦
こっち向きに擦ればいいのか…。
曲面は切ったペーパーで。
バックはパッドで。
水磨ぎ終了!
水拭きして削り粉を落とす。
3回水拭きして、
乾拭き。
滑らかになった気がする☺
手触りも滑らか! うん、やって良かった( ^ω^ )
これで朝の作業は終わり。
マスキングテープが届くまで、乾燥させる。
その間、寝る。
夕方、早めに起きてみたが、マスキングテープがまだ届いていない。
しかも、ニス塗りに使った刷毛は洗い方が悪かったのか、固くなっていて使えない…( ;∀;)
最後の悪あがきで、もう使わないペイントうすめ液に一晩漬け込んで干してはいるが…。
いろいろ調べたが、買い替えた方がいい、ということなので、ホームセンターに買い物に行くことにした。
ものすごい雨風の中、傘を破壊されながら買い物から帰ると、ポストにクッション封筒が。
出掛けている間にマスキングテープが届いていたのだ。
そして干してあった刷毛を急ぎ取り込むと、あれ? 柔らかくなってる!
何のこっちゃな買い物だった…(^^;
でも、いろいろ買ってきたので、無駄ではなかった。
今後使いそうな物と、切らしそうな物。
若干、謎な物もあるが…(^^;
これから使う物。
左は100円ショップで買った、プラスチック製のマグカップ。
刷毛を洗う時に、今までニスに付属のカップを使っていたが、小さくて中で振って洗えなかった。
よく洗えず刷毛を固くしてしまうことを防ぐためだ。
右はニス用の刷毛。念のため二本買ってきた。
マスキングテープは、買ってきた物は聞いたことのないメーカーだったので、Amazon から届いた方を使う。
こういう製品は、3M の物が安心だ。
マスキングテープ貼りの続き。
ギターは裏返しにした方が貼りやすかった(^^;
「ニス用」の刷毛。
他の用途の刷毛とどう違うのか、よくわからないが…、まあ、毛は細くてしなやかな気がする。
よく見たら、マスキングテープと同じメーカーだった(^^;
マグカップにあらかじめうすめ液を用意しておく。
終わったらすぐに刷毛を漬けられる。
備えあればうれしいな、だ。(笑)
ニスと同じメーカーのハケ洗い液も買ってきた。
あ、よく見たら手頃なサイズのカップが付属していた。(笑)
マグカップは買わなくても良かったか…。(^^;
では、そちらのカップにニスを入れる。
少し大きめなので、使いやすい☺
フチでよくしごいた後、段ボールに少し塗って余分なニスを落とす。
垂れ防止にはこれがいいことに気付いたのだ。
では、塗っていく。4回目。
途中でニスの伸びが悪くなってきたら、すぐにうすめ液に漬ける。
うすめ液をよく落として、またニスを塗っていく。
ニス塗り終了!
すぐに刷毛をうすめ液に。
底が正方形になっているので、置いておいても刷毛が安定している。
やはり買って良かった。( ^ω^ )
20分ほど経ってから、
マスキングテープを剥がす。
塗った面に触れずに剥がすのは、なかなか至難の技だ(^^;
これで一日置いて、様子を見る。
3月6日
昨日ニスを塗ったが、まだ色が薄いところがある。
反ったハンドサンダーのためにスジ状に色が薄くなったところも、濃くなっていない。
どちらも、ステインが落ちてしまったところのようなので、これ以上ニスを塗ってもどうにもならない気がしたが、最後に耐水ペーパーを掛けるなら、もうひと塗りした方が良いと判断。
今日もニスを塗る。5回目。
特に問題もなかったし、昨日と同じことの繰り返しなので、経過省略…。
理想的な色になった☺
やはり塗って良かった!
とてもきれいに塗れたので、耐水ペーパーは掛けなくてもいいか…?(笑)
次→その11・補修