自作エレキギターに挑戦!(その14・補修第2弾…というか、ボブの絵画教室)
※このページは、本来のエレキギター製作とは全く関係ない作業となっています…(^^;
3月8日
先日、ホームセンターでいろいろ買ってきてたわけだが、その中に謎な物が混じっていたので、それらを紹介する…。
まずはこれ。
たこ糸。
ホロウボディ・タイプのエレキの配線には必要らしいので買っておいたが、今日は別の用途で使う。
雨続きで、一昨日使って洗った刷毛も乾かないのに、昨日二本使ってしまった。
現状ではS字フックに一本しか干せないし、そこは雨に当たる。びしょびしょになっていた💦
そこで、こうして、
こうする。
これで、雨の当たらないところに複数本の刷毛を干せる☺
ちなみに上のワイヤーハンガーは、かつてギターを吊し上げの刑にした時の刑具だ(^^;
…ここまでは、閑話休題的な話…。
さて、別の2点。
ホームセンターで買った絵筆3本セットと、100円ショップで買った花型パレット大小セット。
ギターに絵を描くつもりか?(笑)
今までに二度ほど、「秘策」があると書いてきたが、今日はいよいよ、それについて説明することになる。
トップのメイプル材に水性ステインを塗ったわけだが、製造時の接着剤付着跡と思われる部分数ヶ所にステインが浸透せず、白っぽく残ってしまった。
そこでパステルで色を塗ってみたところ、亜麻仁油を塗布したら拭い去られてしまった💦
ここまでは、すでに述べたことだが。
…そこで思い付いた「秘策」とは、一体?
それは、パステルをヤスリで削って粉末にし、亜麻仁油で溶いて油性の塗料を作り、塗ってしまおうというものだった。
しかし、パステル+亜麻仁油では、固める成分がないので、亜麻仁油は浸透して、パステルの顔料だけ表面にこびりつくだけで、こすったら落ちてしまうのではないか?
(亜麻仁油は木に浸透して、乾くと固まる)
そう思っていたら、昨日クリヤーのニスを塗っている時、「あ、これに顔料を溶けば、しっかり固まる塗料になる!」と思い付いた。
しかし、サンバーストにすることを考えると、色が薄い部分はほとんど全て濃い色に隠れてしまうので、却下! …ということになったのだが。
そこでさらにふと思った。
もし、汚れの上から薄い色を塗って、隠してしまえれば…と。
そうすればサンバーストにしなくて済む。
…あ、そこで思い出した!
油絵では、濃い色の上から薄い色を塗って、濃い色を簡単に隠してしまえる!
二十年以上前だ。
NHK-BS で、油絵講座の番組を放送していた。
アフロヘアーで鬚の長いアメリカ人のおっさんが、軽快な口調で説明しながら雑談も交えつつ(回を重ねるごとに雑談が多くなってくる💦)、油絵を描いていくのだが、30分番組の中で、無編集で一枚の見事な風景画を描き上げてしまうのだ!(二回にまたがる作品もあったが) しかも写真など何も見ずに、イメージだけで、だ!
「はい、ここはカドミウム・イエローで…」
「ハイライトを入れていきましょう。さっと…」
「昨日釣りに行ったんですがね、…」
…と、こんな調子であった(^^;
そのおっさんの名前は、ボブ・ロス。
「ボブの絵画教室」という番組だ。
第16弾 BOB ROSS Joy of Painting ボブの絵画教室 「灰色の山並」 - YouTube
(やはり日本語吹き替えがいい。声優の石井隆夫氏の吹き替えは本人よりも軽いノリで、いっそう気軽に油絵を始めてみたくなる(笑)
だが、本人の声・口調に素晴らしいリラックス効果がある、という記事もある。これ)
こんな風に描けるなら、夏休みの絵の宿題も苦労しなかったのに…と思いながら、毎回楽しみに観ていたのだった。
(そういう風に描けるようになるまで、苦労するだろうが(笑))
そして、油絵のセットを買ってしまったのだった! …使ってないけど(笑)
昨年の引っ越しの時、その油絵セットを見て、「これは使うことはないな…」と思った。
ところがなぜか、処分することもなく、奥の方に仕舞い込むこともなく、すぐに取り出せるところに仕舞ったのだ。
自分でも、理由はわからない…(-_-;)?
まるで今日のこの時が来るのを予感していたかのようだ。
油絵セット!
買ってから15年目にして、やっと使うことに!
一式。
絵の具は…色数これだけ?
まあ、これだけあれば、混ぜてどんな色でも作れるが。
フタの裏に二つ折りのパレットが格納されていた。
こうか? う~ん、画伯気分!(持ち方、逆だよ、しかも、裏返し…(笑))
右側がセットに入っていた筆。
左側のホームセンターで買った筆セットの方が、細い物が入っている。細かいところに使えそうだ。
花型パレットの方がいいだろう。
色もそんなに使うわけではないし。
大きい物の方が、色を混ぜやすそうだ。
パーマネント・イエローと、イエロー・オーカー。この二色でいいだろう。
しかし、イエロー・オーカーは色といい、絞り出した形といい…(笑)
ペインティング・オイルもパレットに。
まず、パーマネント・イエローを取り、
ウン…じゃない、イエロー・オーカーをちょっとだけ付けて、ちょっとでいいんですよ…付けすぎた(^^;
イエローを追加したが、何か違う💦
そうだ、ボブ先生はよく白を使っていたっけ。リキッド・ホワイトだったが。
オイルで薄めるより、白で薄める方がいい色合いになるし、下の色を隠して薄い色を塗ることができるようになるのだ。
そう言えば、セットの中で、パーマネント・ホワイトのチューブが格段に大きい。
こうすれば、イエローのきつさが和らぎ、
まだ足りない…💦
ここで混ぜて、ちょうど良さそうな色に。
紙片に塗って、見比べてみる。
まだイエローがきつい。
これでもか、
これでもか、
これでもかと、混ぜ具合を見て、
これだ!
汚れた部分を完全に薄い色で塗り潰した。
やっちまった感、満載だが…(((^^;)
ここで筆を洗い、
軽く拭いて、色がちょっと残っててもいいんですよ。
ペインティング・オイルに付け、
周りをボカしていきます。
ほ~ら、どうです? 薄い色が上手く塗れたでしょう?
今度は、一番細い筆を使いますよ。
イエロー・オーカーを足して混ぜていきます。
このくらい。
虎目を描いていきましょう。
あなたがイメージした通りに、自由に描いていいんですよ!(んな訳はない!(笑))
赤が足りないようですね、バーミリオン・ヒューを少し混ぜましょう。
イエロー・オーカーも少し足して、
前の色にうっすら混ぜる感じで塗っていきましょう。
ほ~ら、同じ色になったでしょう?
何だか、神がかってきた…(^^;
ボブ先生降臨か!?
ついでに、気になっていた薄いところにも塗っていきましょう。
ここもさっさっと塗って、
ほ~ら、どこが薄かったか、わからなくなったでしょう?
改めて、見てみましょう、この部分。
Shoji 画伯、初の油絵。「メイプルの虎」!
3月9日
一日経ってよく見ると、若干、絵に描いたような虎目だった(笑)
そこで、久しぶりに観たボブ先生の動画( 上記)の中で使われたテクニックを実践してみる。
少し乾き気味だけど、まだ乾き切っていていない今日がチャンス!
乾いた筆で、色の境目を軽く撫でてボカす。
虎目の線と垂直に、濃い色から薄い色へ、薄い色から濃い色へ、何度も筆を拭きながら。
こうすると、ボカすだけでなく、虎目と垂直な木目も表現できる。
完成!
…のはずが。
この後、他の作業(マホガニー材に貼ったマスキングテープを剥がしたら、ニスが剥がれてしまったので、塗り重ねた)に入ったが、その時、うっかりここを触ってしまった💦
指の跡が…。
下のダークブラウンのニスの色が出てきてしまった!( ̄▽ ̄;)
筆は洗ってしまったので、別の筆で塗り直し。
さらに別の筆でボブ先生の技法…。
また二本の筆を洗うことに(-_-;)
そんなこんなですっかり遅い時間になってしまった( ω-、) (もう、写真どころではなかった💦)
3月10日
昨日塗り直した指の跡の修復が完全でないのに気付き、また塗り直し💦
そしてボブ先生のボカシ技法。
筆を洗ったが、まだ気になるので、また別の筆で塗る💦💦
こ、これは完璧!
本物の虎目との繋がりが、実に見事! もしかして、虎目画家になれるかも?(何それ…?)
そしてまた筆を洗う💦💦💦
そんなことをしているうちに、風呂に入る時間(^^;
実は、昨日入ってないので、今日は入らなければ…(((^^;)
さて、↑こんなものを使って、入浴しながら執筆しているが(笑)、本当はもう今日は油絵の具を塗りたくなかった。
というのも、油絵の具は乾くのに時間がかかるからだ。
今日塗れば、乾燥が一日遅くなる。
絵の具の説明書を読んだら、2~3日経てば乾く、ということだと思ったのだが、今写真を拡大してよく見たら、2~5日と書いてあった💦 う~ん、○眼は怖い…💦💦
それで油絵の具を使うことにしたのだが、というか使ってしまったわけだが、説明書をよくよく見ると、さらにその下に、
「完成した作品には半年以上乾かしてから…」
か、乾くのに半年以上掛かるのか…!Σ(゚д゚lll)
調べてみると、
http://pw6.jp/uncategorized/how-to-dry-oil-paintings/
「中まで完全に乾燥するには半年程度かかる。
それよりも早く保護ワニスをかけてしまうと表面の白濁や様々なトラブルの原因になるので注意する」
そ、それは、マズイっしょ!(|| ゜Д゜)
薄塗りだから、そこまで待たなくてもいいとは思うが…う~ん、困った!
…と、そこで、油絵の経験がある(知らなかった…)相方がいろいろ調べてくれ、注意してくれた。
「タブロースペシャル」という油絵用の一種のニスは、表面が乾いた時点で塗ることができ、保護してくれる。
それを塗ろうかと思ったが…、それは、あくまで観賞用の絵画の表面を保護する程度の能力しかなく、よく触れるような物には向かない…なのだそうだ…(-_-;)
しかも、それでもあえて油絵の具を使うなら、表面のニスを塗る前が良かった。それに、紙ヤスリで表面を荒くして、絵の具の乗りを良くしておくべきだった。
今のままでは、もしちゃんと乾かしてニスを塗っても、触ると剥がれる恐れが…((( ;゚Д゚)))
そこで、アクリル絵の具を使うことにした。
誰だか忘れたが、アクリル絵の具でギターに絵を描いた人がいたのを思い出したのだ。(タカミーだったか?💦)
アクリル絵の具に関する知識は全くない💦
今度は、入念に下調べする。
特徴は、
・水性(油性もある)
・乾くのが早い(10分程度!)
・乾くと耐水性がある
・油絵同様の表現が可能
まさに、バッチリな絵の具ではないか!
そして、アクリルガッシュという物もあり、通常のアクリル絵の具は透明性があるのに対し、こちらは不透明。
汚れを隠すのが第一の目的だから、こちらの方がいい!
欠点として、
・ツヤがない
・耐光性に劣る
があるが、ツヤはなくていい。上からニスを塗るからだ。
耐光性も、屋外ポスターや看板で使った場合の問題だろう。
…ということで、アクリルガッシュを注文。
サクラクレパス 絵の具 アクリルガッシュ 12色13本(白2本)入り AGW13
明日届く。
そして、せっかく描いた油絵だが、落とすことに。(*T^T)
3月11日
さらば、我が初の油絵作品!(*T^T)
…の前に、一応乾き具合を確認…(^^;
ティッシュでちょっと擦ってみる。
あれ、付かないよ?
指で触ると、表面は乾いた感じだ。
厚塗りした感じでもないし、タブロースペシャルいけるんじゃないか?
…と思い、とりあえず、バインディングに付着した絵の具を拭き落としてみる。
あ、やっちまった💦
やっぱりだめだ💦
これを塗り直すと、ドツボにはまる…。
やはり思い切って落とそう!
ペインティング・オイルで厳重に拭き取り、オイルもしっかり落とすため、乾拭き。
若干色が残っているが、これはヤスリ掛けしよう。
…で、夜になり。
仕事中に(笑)考えていたら、ニスの上からアクリル絵の具、アクリル絵の具の上にニス、問題ないだろうか? …と気になり、調べてみた。
「剥がれを完璧に予防することは出来ないかもしれません」
「手で触らなければ大丈夫ですよ」
う~ん、やはり、ニスの上に塗るのはダメか…ヤスリ掛けして虎目まで落ちたら、目も当てられない( ω-、)
しかも考えてみれば、削ったところで、トップには先に亜麻仁油を二回も塗っている。水性の絵の具は乗りそうにない💦
それに、絵の具の上からニスを塗った場合も問題だ。
ニスによって、色が落ちたりにじんだりするようだ。
アクリル絵の具用のニスというのがあるが、それは水性のウレタンニスだ。
ウレタンコーティングはしたくない💦
あくまで、自然素材のニスがいい。
…ということで。せっかくアクリルガッシュを頼んで今日届いたが、使わないことにした…(´;ω;`)