自作エレキギターに挑戦!(その20・配線-後編)
配線作業はあまりにも長きに渡るので、前編・後編に分けた。
4月6日
作り始めてから、もう2ヶ月を過ぎている💦
今日で仕上げたい!
ポットを付けた段ボールを箱から剥がし、
4個ともフルテンにする。
反時計回しだ。
テスターにこれを取り付けて、導通チェックをする。
ゴム製なので、摩擦で袋から出しにくい💦
袋を切り裂く。
接点の穴が奥まっていて入れにくい、というレビューが多数あったが…、
まあ、よく見て入れれば…、
簡単に入った。
写真には撮らなかったが、まずボリュームの1番・2番接点が導通し、レフティとして間違いがないか確認した。
ちゃんとフルテンで0、絞って1になった。(数値は、抵抗のあるなしの意味)
しかし、これは自分のハンダ付けのチェックにはなっていない。
ハンダ付けのチェックは、ここまでの作業ではアースばかりだ。
ちゃんとアースされているかの確認は、もちろん大事だ。
片方をジャックの外側に挟み、もう片方をフロントのボリュームポットのケースに接触。
(片側はワニ口の意味がなかった💦)
導通している。
今度は片方をリアのボリュームポットに。
これもオーケーだ👌
アースが全部繋がっていることがわかった。
チェック終わり。
あと、取り付け前にやるべき配線は、ブリッジアースだ。
必要なのは知っていたが、どうやってブリッジに接触させるのかは知らなかった。
夜のうちに調べておいた。
ブリッジの穴から線を出し、接触させるだけのようだ。
ハンダ付けはしないのか。
考えてみたら、レス・ポールのブリッジにはアルミ製の物がある。アルミにはハンダは付かないのだ。
写真中央の穴の壁に、小さい横穴が空いている。
ここからアース線の先を出して、アンカー(ブリッジの土台)に接触させる。
配線図の、この線だ。
この図ではリアのトーンから出ているが、上の写真でわかる通り、フロントのボリュームが一番近い。
アースは電気関係のパーツ全部繋がっているので、どこでもいい。
近いところがいいに決まっている。
もう一枚の配線図は、フロントボリュームから繋げている。
BELDEN 8503 フックアップワイヤー5色セット 8503-01-5
失敗してコードが足りなくなることを懸念し、ワニ口と一緒に買っておいた。
せっかくの複線コードを割いて単線にするのはもったいないので、これを使う。
ただの工作用のコードではない。あのベルデンのコードだ! 音が良くなりそう! …と言っても、アースにいい線を使ったところで…(笑)
こっちの方がもったいないか(^^;
全部このコードにすれば良かったな…。
ここまでアースには、スイッチからの4本線以外は、赤や橙を使ってきたので、赤を使う。
線が作業中に穴に潜り込んでしまう恐れがあるので、長めにカット。
端の被服を剥く…あれ、細くて剥けない💦
では、ハンダセットに入っていた、簡易ストリッパーらしきもので…これでも剥けない💦💦
こういう時は、カッターの刃を軽く当て、転がし、
指でむしり取る。
で、ブリッジアース線の先端はどうすればいいのか?
そのままでいいのか、ハンダを染み込ませるのか?
調べてみた。
針金状の線を使っていた(^^;
ハンダを付ければ同じようになるが、固いと折れやすく、断線の恐れがあるので、そのままでいいだろう。
ポットに付ける方だけ、予備ハンダをしておく。
ブリッジのアンカーの穴から線を入れ、fホールから指でつまんで取り出す。思ったより簡単だった。
ポットはフロントとリアがわからなくなりそうなので、裏面に書いておく。
キットには弦も付いている。
多分ライトゲージだと思うが、エクストラライトゲージ派にとっては、余計なお世話だ(笑)
捨てるのも何なので、製作ツールとして使わせていただく。
しなやかで、かつコシがあり、ボディを傷付ける恐れのないプレーン弦…3弦が最適だ。
たこ糸を1メートルほどに切ったものを、6本ほど用意するといいか?
ポット4つと、アウトプットジャックと、トグルスイッチを穴が出すための糸だ。
あ、ここの予備ハンダを忘れていた💦
やっておく。
ここと、
ここにもハンダを盛っておく。
いろいろ繋げていくと、ごちゃごちゃしてやりにくくなりそうなので、できることは先にやっておく。
さて、続き。ポットの穴から弦を入れ、fホールから出す。
指では取れなかったので、ピンセットでつまむ。
これはハンダセットに入っていた、断熱ピンセット。
引っ張り出す。
エンドボールにたこ糸を通す。
針金を使うのが普通らしいのだが、弦なら加工なしでこういうことができるから、便利だ☺
結ぶ。
弦を引っ張り出して、たこ糸を通す。
どれがどれだかわかるように、fホール側にテープを付けて、書いておく。
こうして、ポット4つ分と、ジャック、スイッチの穴からfホールに糸を通す。
スイッチだけ、反対側のfホールだ。
トグルスイッチのコードも、たこ糸なしで通せそうだ。
こうして、先端をテープでまとめる。
実はハンダ付けしてから思ったが、コードを通してからハンダ付けした方が楽だったかも(^^;
コードをスイッチの穴から入れてはいけない。どういうことになるか、想像してみよう(笑)
スイッチ側のfホールからコードを入れる。
リアピックアップのざぐりの横穴から出して、
反対の横穴に挿入。
左右の空洞が繋がっていないので、このコードはここを素通りさせる。
コントロール側のfホールからつまみ出す。
出た☺
ピックアップのコードも、先を束ねて、
横穴に挿入。
引っ張り出す。
2個とも出た。
ピックアップを仮ではめ込んでみる。
おや? リアが入らない💦
上から見ると、左右の切れ込みの形が違う💦
右の切れ込みが甘い。
ヤスリで削ってみるが、ちょっとやそっと削っただけでは入らない💦
ドリルで削れるか? …削れない(^^;
ここまで来て、まさかの木工作業!(^^;
中学時代の技術の教材、大工道具セットがここで役立つ!
ノミで削る。
削った。
はまった😃
どうせ見えなくなるところだが、万一修理に出すことがあった時、雑だとか言われるのが嫌なので、(笑)
一応ヤスリで仕上げる。
紙ヤスリも使う。
削りクズを掃除機で吸い取る。
作業を続けたいが、もういい時間💦
配線そのものよりもこんがらがりそうな状態(^^;
まるで、手術台の上で生命維持装置を付けられているみたいだ(笑)
もう寝ないと今夜の仕事に差し支えるが、ここはベッドの上なのだ!
下手に動かすと、せっかくの糸とコードが抜けてしまう! どうする!?💦
とりあえず、たこ糸とコードを全部まとめ、洗濯バサミで挟んでおく。
続きは明日💦
4月7日
さて、昨日の続き。今日こそ仕上げる!
ハンダごてを温めている間に、スイッチを取り付けてしまおう。
ナット2個とワッシャー1個付いていたが、
裏側のナット1個を残して、外す。
外した。
スイッチ用のたこ糸を結び付けるわけだが、
なぜか、たまたまこんな結びに…なんか、しっかり結べて、しかもほどきやすそうだ(^^;
スイッチの首根っこを縛る。
fホールから入れる。あれ? 入らない💦
この向きか? …入らない(-_-;)
同じだと思うが、こっちなら…入らない(-_-;)
ナットが邪魔なのか?
ナットを外してみるも、入らず( ω-、)
どうすればいいのか?
何か時間が掛かりそうなので、ハンダごての電源を切っておく。
この接点が邪魔なようだ。
ラジオペンチで曲げる。裏面は絶縁体なので、ベッタリ曲げても大丈夫だ。
これだけ曲げても、入らず( ω-、)
もっと曲げても、ダメ。
ここを外すのか?
ペンチで回そうとするが、回らない💦
あ、手を滑らせ、落としてしまった…あれ?
入った!(笑)
こんな狭いところから入れられるとは思わなかった!(^^;
たこ糸を引っ張る。
くびれの部分で引っ掛かる…。
向きを変えたいが、狭くて回せない💦
広いところに戻し、向きを変える。
あ、そうだ、外したナットを付けないと💦
う~ん、うまく回せない(-_-;)
一旦、取り出し、ナットを締める。
やはり、ナットが邪魔で入らなくなる💦
一体、どうすれば…?(-_-;)
結局、ナットを外し、
頑張ってここで締める💦💦
糸を引っ張って、頭が出てきた😃
ここで糸を外してはいけない。
ワッシャーとナットを糸に通して、
とりあえず指で締めておく。ちゃんと締めない理由は、後でわかるはずだ(笑)
できた!😂
…1時間半も掛かった…😢
あと30分では、とても仕上げられないが、できることはやる!
ピックアップのコードをハンダ付けしてしまおう。まず、フロント。
こことここに付ければいいのか。
長すぎたので、カットする。
アースから。
ハンダがうまくくっつかない💦
うまくいく日とそうでない日があるような気がするが、気のせいか?
仁丹をいっぱい作りながら(笑)、やっとできた💦
温度が低いのか? 少し上げる。400度にした。
あまり上げすぎると、長時間当てられない。
回路を傷めるので、気を付けなければ。
リアピックアップの線も、付けた。
全体で、こうなった。もう少し続ける。
ブリッジアースをフロントのボリュームポットに、相乗りハンダ。
次。トグルスイッチのアース(白)を、リアボリュームに相乗り。
同じくトグルスイッチからの灰色のコードを、リアボリュームの2番端子に。
…って、両側を先にやってしまうと、真ん中はやりにくかった(^^;
洗濯バサミで挟んで、この向きで固定。
これはやりやすい!☺
続いて、青い線をフロントボリュームの2番端子に。
さらに、紫の線をアウトプットジャックのホット端子に。
これで全てのハンダ付けが完了した!\(^o^)/
あとは取り付けるだけだが、もう昼だ。
30分のつもりが、1時間もやってしまった(^^;
いい加減、寝ないと(^^;
この配線された状態で、それぞれのパーツを上手く穴から出すことができるか?
最後の難関になるかも知れない💦