自作エレキギターに挑戦!(その24・音出し)
4月19日
さて、いよいよ弦を張って、音出し・最終調整に入る。
前に「エクストラライト派」と書いたが、勘違いだった(^^;
ベースとアコギはエクストラライトだが、エレキギターはスーパーライトを使用していた。
かつてエクストラライトを使ったことがあったが、押さえる指と、ピッキングのちょっとした力加減で音程が狂うし、コードストロークの音の迫力が欠けるので、やめたのだった💦
エレキギターはたまに弾いていたけれど、何年も(10年以上!?)弦を替えていないので、忘れていた(^^;
D'Addario ダダリオ エレキギター弦 ニッケル SuperLight .009-.042 EXL120 【国内正規品】
ダダリオの弦は、エンドボールの色で何弦か区別できるので、ありがたい☺
この時点でようやくブリッジが取り付けられる。
弦を通して引っ張らないと、落ちてしまうのだ。
サドルも同様、弦で押さえ付けられる。
ええと、巻き方忘れてる💦
こうだっけ?(笑)
去年の秋、アコギの弦を張り替えたのだが…(^^;
6本、張り終えた。
あ、保護ビニールを剥がすのを忘れてた(^^;
さて、チューニングする。
Aroma クリップ式チューナー 充電式 ギター・ベース・ウクレレ・バイオリン・クロマチック用 木柄 AT103
これを買ってから、もう普通のチューナー(シールドで繋げたり、内蔵マイクで拾ったりする物)は使う気にならない。(それ以前に、普通のチューナーは引っ越し後、行方不明なのだが(笑)…だからこれを買ったのだ)
エレキギターもアコギもベースも、これを使っている。
電池不要、Micro USB で充電する。これは便利だ!☺
こうして、ヘッドにクリップ部で挟むだけ。ヘッドの振動をピエゾピックアップで拾うので、騒音もへっちゃらだ。
画面を自分に向け、チューニングする。
本人目線の写真。
メーターは針の方が正確に合わせられるが、どのメーカーもクリップ式は現行機種には LED メーターの物しかない。
しかし、中でもこれは LED が細かいので、正確に合わせやすい。
さあ、チューニングできたところで、生音を聴いてみよう!
時間がないので、曲を弾いてトチって何度もやり直ししてられないので(笑)、オープンコードを鳴らしてみた。音はスマホ(SHARP AQUOS Crystal)の本体マイクで拾ったもの。
う~ん、ホロウボディならでは…というほどは鳴らない…。普通に、鳴りのいいソリッドギターという感じだ。
それでは、繋いで鳴らしてみよう。
機材は別途記事に書くつもりだが、繋いでみたところ、ハムノイズとガサガサノイズがひどい。
どこかアースが断線しているのか?
それとも…、
いや、しかし、昨年これでベースの録音をしたが、問題なかった。
念のため、信頼のおける新しいこのカナレのオーディオケーブルを繋いでみるも、ハムノイズ・ガサガサノイズともひどい。
しかし、あれだけひどかったストラトは、これで繋いでみたところ、ハムノイズはなかった。
だが、フロントとセンターのピックアップが死んでいるが…この間はフロントだけだったのに…(-_-;)
さらに、おかしなことが判明。
スイッチをリアにして、リアボリュームを絞っても音が鳴る💦
リアボリュームをバイパスしてしまうようなショートが起きているのか?(-_-;)
しかし、ここで時間切れになった。あとは、明日。
4月20日
キット付属のシールドがあった。念のため、これでも試してみた。
しかし、ハムノイズとガサガサノイズは相変わらずだ。
ハムノイズはアース不良だろうが、ガサガサノイズはジャックの接触不良だ。
とりあえずガサガサノイズ解消のため、外してみる。
…と、そこでピンポーン🎵
商品名、長いってば💦
リペアマンは、ホロウボディの中を見るのに、歯科用の鏡を使うそうだが、いっそのことスマホやパソコンの画面で見られて、撮影もできるファイバースコープはどうだろうと思ったのだ。
このギターを今後使い続けるのなら、こういう物を持っていた方がいいのではないか?
内容物。いろいろ入っていた。説明書は怪しい日本語だ(^^;
スマホで繋ぐには、このアプリをインストールする。
しかし、「カメラを達成」って、どういう意味だ?(笑)
Wi-Fi 装置(右上)を繋げる。
しかし、起動画面とスコープからの映像がチラチラと交互に表示され、とても使い物にならない…💦(後日、充電不足だったことが判明(^^;)
で、Mac に繋ぐ。
Mac なら、USB で繋いで撮影ソフトを起動するだけだ。(Windows では、ソフトをインストールする必要がある)
おお、映った!☺
スコープをfホールから入れてみる。
まず、ジャック。よく見える!
ハンダは問題なさそうだ。
リアのトーンポット。
…う~ん、ごちゃごちゃしていて、よくわからない(^^;
フロントボリュームを見ようと試みるが、ブリッジアースが穴から出ているのはわかるが、何がどうなっているのやら?💦
フロントのトーン。
もしかして、コンデンサーを曲げすぎて、ショートしている可能性も?💦
問題のリアボリューム。端子が見えない💦
トグルスイッチ。これも端子が見えず(-_-;)
付属のミラーを付ければ、見えないところも見えると思うが、説明書には一切記載されておらず、付け方がわからない…(-_-;)
あーだこーだやってるうちに、時間切れ。
4月21日
今日から、新しい三脚自撮り棒(左)を使用!
今までの物より長い!
何よりも、三脚に取り付け可能なネジ受けが付いているのがいい!☺
150cmの三脚に取り付け、目一杯伸ばすと、240cm! オーバーヘッドの映像が撮れる。
しかも、角度を決めたらしっかり固定できるので、撮ってみたら傾いていた、とか頭が欠けていた…などということも防げる。
MV 撮影に活躍しそうだ。(現在、計画進行中!)
リモコンスイッチがないのが残念だが、それは今までの物のを使えばよい。
三脚の広がり具合は今までの物(右)と同じだが、金属製で細くても重く、安定感がある。
しかし、今までの物は畳むとコンパクトになるので、普段持ち用には良い☺
バッグに入れておこう。
…それはさておき(笑)、作業に入る。
昨日外しかけたジャックを取り外す。
あまり出てこないのでやりにくいが、シールドを差して接触具合を確かめる。
弛くて接触不良だ。
指で押して、密着性を高める。
さて、先日アースの導通チェックをしたが、プログを読み返してみたところ、まだしてないところがあった。
まず、リアピックアップ。導通している。
フロントもOK。
スイッチもOKだ。
念のため、ブリッジもポット4つもOKだ…と、なると、ハムノイズの原因は一体何だろう?
やはり、電導塗料を内部に塗らないとダメか?
しかし、ピックアップの穴には塗れるが、ポット・スイッチ回りには塗れない💦
空洞だからだ。(笑)
そもそも、キット付属のピックアップがハムノイズに弱いのか?
そういえば、アースはチェックしたが、ホットの導通チェックをしていない。取り付け前のスイッチだけだった。
ジャックのここにテスターを。
もう一方の端はどこに接触させればいいんだ?(^^;
ポットのホット線をハンダ付けしたところか。
ファイバースコープに、付属のミラーを取り付ける。
商品写真を拡大して取り付け方がわかったが、相当不安定だぞ…💦
何とか、苦心してリアボリュームポットのハンダ部を見ることができた💦
ものすごく不明瞭な画質だが、ハンダ付けは問題ないようだ。
これを見ながらテスターの先を接触させようと試みるも、届かない💦
…というわけで、この状態での導通チェックは断念。
念のため、もう一度接続して音を聴いてみた。
ジャックのホットの接触が良くなったはずなので、解決したかも知れない。
しかし、ハムノイズは相変わらずで、どういうわけか弾いても音が出なくなっている…!( ;∀;)
今後の対策を考える。
①電気系パーツを全て取り外し、導通チェック。問題ある箇所のハンダをやり直し
②電気系パーツを全て取り外し、コードを全てベルデン製の物と交換。つまり、ほとんどのハンダをやり直し
①と②は、取り付け直しといううんざりする作業が待っている…(-_-;)
③パーツは取り外さず、バックに2ヶ所(スイッチとポットの裏)穴を開け、導通チェック・ハンダ作業をやり直し。普通のレス・ポール用の背面カバーを取り付けられるようにする。大変な作業になるが、後々何をするにも楽になる
①~③のいずれかを行った後、まだハムノイズが乗る場合、
④電導塗料をピックアップ回りに塗る
それでもダメなら、
⑤ピックアップ交換
…気が遠くなってきた…(-_-;)
どれを選択しても、大変な手間と時間が掛かる…。
とても今の仕事を(週6勤、日12~13時間拘束)しながらでは無理だ…ここまで頑張ったが、もういい加減、曲作りを進めなければ!
それでもうまくいけばいいが、うまくいく保証はない。
それに、僕のことだから(笑)、また余計な失敗をしかねない💦 特に、③の場合…(((^^;)
ただ穴を開けてカバーと同じ形状に切ればいい訳ではない。
カバーが出っ張らずに取り付けられるように、段差を付けて削らなければならないのだ。(もっとも、ストラトの背面カバー部には段差はないから、段差を付けなくても差し支えはないが)
…と、ここで一身上の都合により、ギター作りは中断することになり…(^^;
ここで結論的なことを言うなら、まず、時間のない人はエレキギターの自作などするべきではない。(笑)
そして、初めて作るのであれば、ホロウボディタイプの物は避けるべきだ。
初めは、テレキャスタータイプがいいだろう。
何しろ、テレキャスターは、レオ・フェンダー氏が大量生産できるように設計したもので、職人を必要とせず、工場で工員が作れるような簡易な作りになっているので、初めての人でも失敗なく作れるだろう。
しかし、もうひとつ言えることは、失敗もいい経験になる、ということだ。
僕のこのギター作りは失敗だらけだったが、たった1本のギター作りで、ものすごくたくさんの知識と経験を得ることができたと思う。
2週間で完成させるつもりが、2ヶ月と20日も掛かって完成できず、それだけ曲作りが遅れ、出費も嵩んでしまったが、決して無駄にはなっていないと思う。
ストラトの修理も、自分でやってみようと思えるようになったし…。
ともあれ、ギター作りも修理も、自分の時間をたっぷり使えるようになってからだ。
では、続きは、遠からぬ未来に…👋😃